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福祉機器開発班の生徒が福祉機器コンテスト2018で最優秀賞を受賞

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表彰式後、福祉機器開発班のメンバーで記念撮影


福祉機器開発班が、「福祉機器コンテスト2018」にて学生部門の最優秀賞を受賞し、10月13日に「国際福祉機器展2018」の会場内で表彰されました。

脳性まひなどの先天性の障がいをもつ子どもは、足を思い通りに動かしたり力を入れたりすることができず、寝たきりで毎日を過ごす子どもたちも珍しくありません。福祉機器開発班はこのような子どもたちに自分の意志で移動をするという経験を積むことで、子どもたちの発達につながるのではないかと考え、活動をしています。

今回受賞した作品名は「何でも乗るCAHT(カート)~障がい児用電動台車~」で、脳性まひなどの先天性障がいをもつ子どもが日常的に使う椅子などをこの作品に乗せることで、リハビリ用の電動車いすに変えることができるものです。開発にあたり多くのリハビリ施設を何度も訪問して現場の理学療法士の方から評価をいただき、改善を重ねてきました。大学や大学院からの出展も目立つ中、審査員から将来性や実現可能性、ユーザー視点に立った開発プロセスなどを高く評価され、初出展で最優秀賞を獲得する快挙となりました。現在この作品は実際に施設で子どもたちのリハビリに利用され、その効果が徐々に表れ始めていると伺っています。

なお、この研究はシンガポールのナンヤンポリテクニックとの共同研究として展開しており、10月から3ヶ月間留学生を2名受け入れ、研究開発を続けています。


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